株式会社 地盤試験所

INTERVIEW 社員インタビュー

泥臭い現場と最先端技術
への挑戦。
その振れ幅がおもしろい!

計測・地質調査事業部 課長

吉國将大 Masahiro Yoshikuni

VOICE
02

2006年に新卒で入社し、それから17年間ずっと、計測部で働いてきました。
大学の専門は土木建築関係でしたが、載荷試験という特殊な分野は扱いません。入社後に、先輩や上司のもとで一から学んでいきました。

入社のきっかけは、大学時代の教授から地盤試験所を紹介されたことです。
会社を訪れて、まず思ったのは「アットホームでフランクな雰囲気だな」ということ。

私は大学時代、剣道部に所属していたため、上下関係が厳しい世界が当たり前でした。
そうでなくても、「建設系やゼネコンは、体育会系で厳しい」というイメージもあるでしょう。

そんな雰囲気が一切ない。「社会人って、こんなにもラフなのか……」と、驚いたものです(笑)。

もちろん、危険もある現場では、厳しい口調も飛び交います。決して、馴れ馴れしくするわけでもありません。
でも、日常的な人間関係がフラットなのは、居心地がいいです。地盤試験所ならでは、の特徴だと思います。

現場での載荷試験と、その解析が私の主な仕事です。
入社直後は先輩について各現場で経験を積み、1人で一通りこなせるようになったのは、4年目あたりからでしょうか。
今は、プロジェクト全体の責任者として、現場も出ますし、社内でデータ解析作業も行います。

海外ならではの、
難しさと魅力を楽しむ

地盤試験所では、海外での仕事もあります。
私もこれまでベトナムとグアム、アンゴラなどの国で仕事をしてきました。
海外での仕事は、日本国内とはまた違い、大変さとおもしろさがクセになるのです。

言葉が通じないので、コミュニケーションが成り立ちにくい場面もあります。
そんなときは、休憩時間に「タバコどう?」と一緒に煙をくゆらせながら、ポツポツと会話したりして、現地スタッフと距離を縮めました。

時間にルーズなのも、海外ならではの難しさかもしれません。
現地スタッフが当然のように集合時間に遅れてきて、「大丈夫か?」と思うこともあります。
設備も日本と比べて古く、海外に行くと日本のすばらしさを実感する。設備は立派で、働く人は真面目で時間厳守で、仕事もスムーズに進みますから。

それでも、海外には海外のよさもあります。
いざ仕事が始まると、現地スタッフのバイタリティは見事です。
指示した業務に対して、「こんなの無理だよ」と投げ出すことはなく、黙々とがんばってやり遂げてくれる。ルーズな部分と真面目さのギャップが、実におもしろいですね。

だいたい17時くらいには仕事を切り上げるので、現地のおいしいご飯を食べたり、その土地の空気を吸いながら散歩したり、そんなゆったりした時間を楽しめるのも海外出張の魅力でしょう。

目下、私がメインに取り組んでいるのは、日本における洋上風力発電プロジェクトです。
洋上風力発電関係は、政府の後押しもあり、ニーズが非常に高まっています。
これまで現場仕事と社内仕事が半々でしたが、最近は現場仕事が7~8割に増えており、うれしさがありますね。

地盤試験所は特殊分野を専門とする会社で、競合他社もそう多くはありません。

非常にアナログなことを行っているように見えて、実は最先端の技術を駆使した作業をしているところもおもしろい。
泥臭く現場で汗水たらす仕事もあれば、海外の学会で論文発表をする場面もある。
そうした振れ幅の大きさが、この会社で仕事をする1つの魅力です。

地盤試験所には、先代社長時代から「新しいことに挑戦しよう」というマインドが根底に流れています。
その精神を継承していく意識が、社員のモチベーションにもつながっているのです。

実は、私自身の密かな目標もあります。
どの企業でも同じですが、いずれは世代交代の時期がくるでしょう。
そのときに、しっかりと先輩たちからバトンを受け取ることができる、キャパシティの大きさを今のうちに備えておきたい。

もちろん意欲だけではなく、スキルアップや資格取得も欠かせません。
まさに今、来年の国家資格試験に向けて、準備も行っているところです。建設業界ではトップレベルの資格なので、なかなか難しいですね(笑)。

これからは「現場でのプレイヤー」と「社内でのマネージャー」、両方で存在感を発揮して、会社に貢献していきたいと考えています。

OTHER VOICE